【R18】侯爵家の娘ティナリアは政略結婚のために恋人と引き離され、愛してもいない男のもとへ嫁いだ。次第に心を凍らせていくティナリアとそんな彼女に少しずつ惹かれていく夫。そしてティナリアを取り戻そうとする恋人。再び心を取り戻した時、彼女が選んだものは……。本編再投稿。
【R18】どうしてこんなに惹かれてしまったのだろう。手を伸ばしてはいけない相手だと知っていたのに。どうして手をとってしまったのだろう。誰からも許されない恋だと分かっていたのに。幸せも、喜びも、切なさも、そして悲しみさえも眩しいほど鮮やかに色付き、いまもなお心の奥に残って消えない。来秋、結婚式を挙げる万葉。当時の学校のそばに赴任してきた葵。それぞれの想いを胸に抱えたまま、十年の月日が流れ――。
【R18】鏡のようにそっくりで、光と影のように正反対な妹・美陽に抱くのはコンプレックスと、憧れ。誰かが入ることを許さず、全てのものを頑なに拒み続けた美雨の世界は誰もいなくなった。ある日、美雨は眩暈と浮遊感に襲われて意識を失う。ミハル――――そう呼ばれて目を覚ますと、そこは見知らぬ場所であった。小さな小さな美雨の世界。それがいま、大きく変わり始めようとしていた。
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